人は良いことよりも嫌なことに、より意識をとらわれてしまうことのたとえ。
グムーヴに気付いた時には、風景の美しさよりもそちらを注視してしまう、の意から。
訳注
グムーヴ:「この世で最も醜悪な生物」「不快さを詰め込んで造るとこうなるという見本」「人類を罰するために神が放った生物」などと言われるほどに、人間にとっては気持ちの悪い外見に、悪臭や毒棘などを併せ持つ大型の虫。身にも毒があるため、食用にも出来ず、農作物も荒らすため、とにかく、厄介な生物として忌避されてきた。一般的に、「醜さ」「厄介者」の代名詞のような存在として認識されている。
参考文献
『生物種類別ことわざ辞典「グムーヴ」』(ディレル・アーティ)