大事なものを犠牲にして、何かを得ること。自業自得の意味でも使われる。
リューレリーという、若さ、美貌を得られる(と信じられている)が、精神を狂わせる美しくも恐ろしい花にまつわる様々な神話や歴史的事実などの悲劇が由来。
家庭を顧みずに仕事に打ち込んでいる友人に、「肉得て心喪うにならないようにな」と心配して忠告するような時に用いることが多い。
訳注
リューレリー:美貌、若さを得られる代わりに精神を狂わされるという性質を持つ(と信じられてきた)がゆえに、「狂花」「生贄花」「想い殺し」「狂選香」など、様々な名で呼ばれ、非常に多くの神話や伝説、文学に登場する花。
参考文献
『ニール族の言葉』(エアル・メレディー)
類義・対義
類義:「狂花食して狂うを嘆く」(ルグディール族)
類義:「忌まわしきはリューレリーならず」
類義:「レルンに引き裂かれる」(ニール族)
類義:「ヨザ沼で溺れる」(ガダカイ)
類義:「肉持って森を歩きゃ獣が寄るのは当たり前」(ガダカイ)
類義:「まっとうじゃない所に行けばまっとうじゃない目に遭う」(リーデライ)
類義:「ボロ舟に乗って沈む」
類義:「ムーフィを喉に詰まらせる」(ラディール)
類義:「ミーリィ己の毒にて死を招く」(レゴール)
類義:「ミーリィ殺すはミーリィ」(ヴェリアート)
類義:「自殺しの毒」(ルウェイン)
類義:「折った枝にはつかまれない」(ザヴァール族)