網にボフリがかかるあみにぼふりがかかる

非常に厄介な状況に陥ることのたとえ。

巨体と巨大な牙、異常とも思えるほどの攻撃性を併せ持ち、ラディールボフリなどの大型種ともなると、中型サイズくらいの漁船を沈めてしまうことすらあるボフリが網にかかるなどとは、漁師なら誰もがゾッとする最悪の状況である。

もっとも、ボフリ側の視点に立てば、悲惨なのは圧倒的にボフリである。どうしようもなくなってしまった漁師は、網ごと放棄せざるを得ないため、ボフリは網に絡まったまま、もがき苦しみ続け、溺死するか、「運が良ければ」ミーリィやレンディスなどにほとんど抵抗もできないまま食われてしまう、というような悲劇がかつては多発していた。


訳注

ボフリ:大型の水棲生物。肉食性で、ソウコウリディンなどを捕食する。巨大な牙が特徴的。非常に気性が荒く、古から漁師やダイバーに恐れられており、「気性が激しい」「凶暴」「乱暴」の代名詞的存在となっている。良くも悪くも「(性格や信念などが)変わらない」ということのたとえとして用いられることが多い。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「レムール」』(ディレル・アーティ)


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