狂花食して狂うを嘆くきょうかしょくしてくるうをなげく

自業自得。欲に負けること。救いようのない愚か者。

「狂花」は、リューレリーの数多くある呼称の一つ。美貌、若さを得られるが、精神を狂わせる(と信じられている)ことで知られる恐ろしい花。

リューレリーを摂取すれば狂うことは子どもでも知っている。にも関わらず、欲望に負けて摂取しておきながら嘆くという愚かさを嘲笑する言葉。いさめるためというより、明確に「馬鹿である」と見下す意図があり、基本的には本人に対して直接は用いない。直接、本人に言う場合は、喧嘩を吹っかけるための煽り言葉となる。


訳注

リューレリー:美貌、若さを得られる代わりに精神を狂わされるという性質を持つがゆえに、「狂花」「生贄花」「想い殺し」「狂選香」など、様々な名で呼ばれ、非常に多くの神話や伝説、文学に登場する花。


類義・対義

類義:「忌まわしきはリューレリーならず」

類義:「肉得て心喪う」(ニール族)

類義:「レルンに引き裂かれる」(ニール族)

類義:「ヨザ沼で溺れる」(ガダカイ)

類義:「肉持って森を歩きゃ獣が寄るのは当たり前」(ガダカイ)

類義:「折った枝にはつかまれない」(ザヴァール族)

類義:「まっとうじゃない所に行けばまっとうじゃない目に遭う」(リーデライ)

類義:「ボロ舟に乗って沈む」

類義:「ムーフィを喉に詰まらせる」(ラディール)

類義:「ミーリィ己の毒にて死を招く」(レゴール)

類義:「ミーリィ殺すはミーリィ」(ヴェリアート)

類義:「自殺しの毒」(ルウェイン)


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