洞窟に扉つけて出口失うどうくつにとびらつけてでぐちうしなう

余計なことをしたせいで失敗すること、執着心が身を滅ぼすことのたとえ。

洞窟で宝物が隠されているのを見つけたきこりが、盗人や肉食獣を恐れて頑丈な扉をつけたが、その扉が岩に引っかかってしまい、出られなくなってしまった、というパディアの民話が由来。

同じ民話が由来の「宝洞に扉付けて盗人呼ぶ」という、安全を確保しようとした行為が、逆に危険を呼び寄せてしまうことを意味することわざもある。


参考文献

『世界洞窟言葉大辞典』(セレンディール洞窟博物館 / 編)

『洞話集』(セレンディール洞窟博物館 / 編)

『ことわざで学ぶ危機管理』(ヤラ・ネルーイ)


類義・対義

類義:「金庫が棺になる」(ヴェリアート)


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