毒棘をつまみ取るどくきょくをつまみとる

言うだけなら簡単、の意。

毒棘とは、「殺人鳥」として恐れられる、植物などの猛毒の棘を武器に使うルグディールドクヨウサイチョウがくわえている毒棘のこと。これをつまみ取ることが出来ればただの可愛らしいモフモフな小鳥なのだが、そんなことが簡単に出来るなら誰もこの可愛らしい小鳥を「殺人鳥」などと呼んで恐れはしない。

なお、セレンディール文明創始者ラヴェニールの妹とも恋人とも言われているセレンディール人のリューレリーが、攻撃してきたルグディールヨウサイチョウの毒棘をつまんで取り、更になつかせたという伝説があることから、セレンディール人の人間離れした凄さを話題にする場合にも用いる(むしろ現代ではこの文脈で用いることがほとんど)。


訳注

ルグディールドクヨウサイチョウ:見た目こそ美しく可愛らしい小鳥であるが、現地では「殺人鳥」とか「毒使い」とか呼ばれている。その異名の通り、毒草や毒のある実に刺して毒を付着させたトゲを、「武器」として使い、攻撃してくる。ほぼ即死レベルの猛毒、しかも複数の毒を組み合わせるという、まさに「毒使い」としか言いようのない恐るべきこの小鳥を怒らせ、攻撃されたら、かなりの確率で死に至ることになる。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ヨウサイチョウ」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「レムールを睨み、爪を払い落とし、牙を折って目を潰し体当たりを止めるべし」(レゴール)


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