小舟に装甲付けるこぶねにそうこうつける

弱者は何をしようが弱者である、の意。あまり効果のない対策の意でも用いる。

ボフリに小舟を沈められた漁師が、金属板で装甲を付けたが、やはり沈められました、というラディールの民話が由来。


訳注

ボフリ:大型の水棲生物。肉食性で、ソウコウリディンなどを捕食する。巨大な牙が特徴的。非常に気性が荒く、古から漁師やダイバーに恐れられており、「気性が激しい」「凶暴」「乱暴」の代名詞的存在となっている。良くも悪くも「(性格や信念などが)変わらない」ということのたとえとして用いられることが多い。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ボフリ」』(ディレル・アーティ)

『ラディール俚諺集』(シゼ・カイザリー)


類義・対義

類義:「ミレムに剣」(レゴール)

類義:「モーノンに牙」(ルウェイン)

類義:「モーノンにボフリの牙つけてもモーノン」(ヴェリアート)

対義:「牙折れても野獣の王」(ザヴァール族)

対義:「レルンは寝ていても強い」(ナーディル)

対義:「湯に浸かっていてもラヴェニール」(テルン)


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