レムールに斧を向けるれむーるにおのをむける

余計なことをして状況を悪化させることのたとえ。逆効果。間違った対応。

「野獣の王」レムール相手に、(追い払おうとして)斧など見せても怒りを買うだけで、余計、危険になる。斧などあったところでどうせ勝てるわけでもないのだから、むしろ見せないほうが助かる可能性は高い、の意から。

ザヴァール族の言葉(ザヴァール族は、森では斧を武器として持ち歩く)。


訳注

レムール:「野獣の王」と呼ばれる最大最強の捕食者で、古代より多くの神話や伝説、民話などでその強さを称えられてきた。個体数は非常に少ないが、遭遇すれば死は確実と言われ、「絶対の死」の象徴にもなっている。実際、レムールに滅ぼされた民族や村なども実在する。レムールには気品や気高さといったイメージもあり、王族や貴族の紋章などにもよく使われていた。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「レムール」』(ディレル・アーティ)

『武器言辞典』(レヴァーク武器博物館 / 編)


類義・対義

類義:「尾に棘を生やす」(ラディール)

類義:「ボフリに警笛」(レクール族)

類義:「ミーリィを退けんと水面を叩く」(レクール族)

類義:「群禍に説教」(レゴール


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