モリウチムシの舌もりうちむしのした

ゲテモノ喰い、味にまったくこだわらない人を指す言葉。

味覚だけではなく、気持ち悪い絵を見て、「モリウチムシの舌を持っているような画家が描いたんだろうね」というように、審美眼が全くないことを揶揄する時に用いることもある。

モリウチムシは、グムーヴという、見た目が非常に気持ち悪く、また、毒トゲ、毒毛を生やし、臭いも酷いという、人間含め、ほとんどの生物が補食を忌避する虫を平気で捕食する虫として有名。「グムーヴを食べる」という、どうしようもないほどに追い詰められてしまい、有り得ない行動をしてしまうこと、という意味のことわざがあるくらいなので、そのグムーヴを喜んで食べるモリウチムシはゲテモノ喰い、というイメージがあり、これに関連したことわざは多い。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「モリウチムシ」』(ディレル・アーティ)


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