ボフリの牙見つけて怪物恐れるぼふりのきばみつけてかいぶつおそれる

一部だけを見て、早とちりをすること。無知さをからかう言葉。

ボフリを見る機会がほとんどない内陸の国に住む人が、旅行した際に海岸などでボフリの巨大な牙を見つけ、巨大な怪物がいると思い、怯えてしまった、ということが昔はよくあったようで、民話や紀行文に多数、残っている。

もっとも、ボフリを知らない人が実際に見たらやはり、ボフリはその巨体、巨大な牙、獰猛さから十分に怪物であろう、とうツッコミも昔から言われていたようで、これもまた、様々な民謡や詩、文学作品などに残されている。


訳注

ボフリ:大型の水棲生物。肉食性で、ソウコウリディンなどを捕食する。巨大な牙が特徴的。非常に気性が荒く、古から漁師やダイバーに恐れられており、「気性が激しい」「凶暴」「乱暴」の代名詞的存在となっている。良くも悪くも「(性格や信念などが)変わらない」ということのたとえとして用いられることが多い。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ボフリ」』(ディレル・アーティ)


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