ザイド・ブラドゥーの商法ざいど・ぶらどぅーのしょうほう

儲けるためなら、手段を選ばないこと。

ザイド・ブラドゥーは、グムーヴを拷問用の道具として使うことを思い付き、財を成した商人。金になることなら、いかなることでも躊躇せずに手を出したことから、「金の為なら手段を選ばない」ことの代名詞的人物としてイメージされるようになった。


訳注

グムーヴ:「この世で最も醜悪な生物」「不快さを詰め込んで造るとこうなるという見本」「人類を罰するために神が放った生物」などと言われるほどに、人間にとっては気持ちの悪い外見に、悪臭や毒棘などを併せ持つ大型の虫。身にも毒があるため、食用にも出来ず、農作物も荒らすため、とにかく、厄介な生物として忌避されてきた。一般的に、「醜さ」「厄介者」の代名詞のような存在として認識されている。


参考文献

『グムーヴより醜いと言われた男 ─ ザイド・ブラドゥーの激烈なる生涯』(ディール・アラリード)

『拷問に使われた生物』(ナーザ・ネルム)

『生物種類別ことわざ辞典「グムーヴ」』(ディレル・アーティ)


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