トゲを付けるとげをつける

異種生物や異文化に対して歩み寄ること。

クルム類が尾びれの前にある大きなトゲ「クルムトゲ」に惹かれることに着目し、「クルム研究の神様」と呼ばれるリルカ・アルールが発明した、クルムトゲを模したトゲを付けた指輪「ユビトゲ」が由来。「ユビトゲ」を装着してクルムの前にそのトゲを差し出すと、感心したかのようにトゲを前ヒレでなでてきたり、じっとみつめてきたり、トゲを揺らすと同じようにリズムを合わせて自分のトゲを動かしてきたりする。


訳注

クルム:小型の水棲生物。尾びれの前にある大きなトゲ(クルムトゲ)が特徴。丸っこい体型につぶらな瞳、性質は穏やかで知性も高く、好奇心旺盛で人にもよく馴れる上に、種ごとに非常にバリエーション豊かな模様・色彩を持つため、古代から親しまれてきた。熱烈な愛好家が多く、「クルムの集い」なる世界的なクルム愛好組織があるほど。


参考文献

『クルムに遊んでもらえるようになる本』(リルカ・アルール)

『ユビトゲのすすめ』(セラル・ネイト)

『ユビトゲのつくりかた』(セラル・ネイト)

『ユビトゲ名作図鑑』(クルム文化博物館)

『生物種類別ことわざ辞典「クルム」』(ディレル・アーティ)


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