リディンがボフリを喰らうりでぃんがぼふりをくらう

弱者が反撃すること。革命。

この言葉の「リディン」とは、ソウコウリディン類のこと。ソウコウリディン類はボフリの主要な獲物だが、ただ、食べられてばかりいるわけではない。時には、ボフリの脚などに噛みつき、大怪我を負わせることもある。時たま、脚がちぎれているボフリを見かけることがあるが、それはおおむね、ソウコウリディン類によるものとみて間違いない。また、親をなくしたボフリの幼獣がソウコウリディンの犠牲になることも多い。


訳注

リディン:世界中の海や川、湖などに生息する、甲殻に覆われた身体を持つ水棲の捕食生物。1cmにも満たない種類から、3mを超える巨大な種までいる。最も繁栄しているグループの生物であり、確認されているだけでも3万種以上で、現代でも発見され続けており、10万種以上は確実視されている。身は美味で、古代より漁業の対象として非常に重要視されてきた。一般に下顎と思われている部分は、第一脚が変化したもの。

ボフリ:大型の水棲生物。肉食性で、ソウコウリディンなどを捕食する。巨大な牙が特徴的。非常に気性が荒く、古から漁師やダイバーに恐れられており、「気性が激しい」「凶暴」「乱暴」の代名詞的存在となっている。良くも悪くも「(性格や信念などが)変わらない」ということのたとえとして用いられることが多い。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「リディン」』(ディレル・アーティ)

『生物種類別ことわざ辞典「ボフリ」』(ディレル・アーティ)

『ボフリとリディンの熾烈な進化史』(ゼド・ファーレン)

『泳ぐ装甲 ─ ソウコウリディン』(ゼド・ファーレン)


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