無駄なことのたとえ。
ミーリィに、食べないでくれなどと命乞いをしても、それを聞き入れてくれることなどない、の意から。
訳注
ミーリィ:群れで獲物を襲う水棲生物。背びれが鋭い刃状になっており、上から下に弧を描くように切りつける。そして、パクッとあいた傷口に、群れで一斉に飛び込んでいき、獲物の体内に生きたまま侵入して中から食い荒らすという恐るべき生態から、古代より人類に忌み嫌われてきた。実際にミーリィの犠牲となった人間の数はそれほど多くないとされているが、数は少なくともその死に様があまりにも壮絶であることから、犠牲となった者の身内などの憎悪は激しく、また、それを伝え聞いた人々もまた同様に、ミーリィを恐れ、嫌悪するようになる、などの悪循環がかつてはあった。そのため、ミーリィに関しては基本的に、ネガティヴな言葉や民話、神話などがほとんどである。
参考文献
『生物種類別ことわざ辞典「ミーリィ」』(ディレル・アーティ)
類義・対義
類義:「ひびの入った原石を磨く」(ラヴェニール文明)
類義:「ボフリをしつける」(ラディール)
類義:「ボフリと和解」(ルウェイン)
類義:「ボフリを手懐ける」(レクール族)
類義:「ボフリと交渉する」(ヴェリアート)
類義:「グムーヴを食べる方法を探る」(イザ)