百の鍵、一つの扉も開けずひゃくのかぎ、ひとつのとびらもあけず

正しい能力を持っていない者は、いかなることも成し得ない、の意。

「一つの扉」とは、己が成し遂げたいことに必要な学問や技術をしっかり修得すること、「百の鍵」とは、中途半端に手を出した様々な知識や技術であると解釈されている。

なお「百の鍵で一つの扉も開けることができない」というのは表現として不自然であることから、元は「合わない百の鍵は、一つの扉も開けることはない」のようなものだったのが、省略されたりして変化したのではないかという説が有力。


参考文献

『世界ことわざツッコミ詳解辞典』(リーダ・スピアン)


類義・対義

対義:「一つの道を踏破した者には千の道が拓ける」(ヴェリアート)

対義:「一魚釣れる人は千魚釣れる」(パディア)

対義:「百女望む前に一女に好かれよ」(レゴール)


Facebooktwitterlinkedininstagramflickrfoursquaremail
同じタグの他のことわざ