グムーヴに美を学ぶぐむーう゛にんびをまなぶ

学ぶ姿勢さえあれば、どんなことからでも有益な学びは得られる、の意。意外な学び、という意味で用いる人も多い。

世界各地の教育機関や世界横断都列車鉄道など、多くの制服デザインを手掛けた著名なファッションデザイナーであるメレナ・ルーナイは、グムーヴに強く惹かれ、個人的に研究や写真撮影をしていたことで知られており、著作、インタビューなどで「グムーヴの醜さほど、美を学べるものはない」と常々語っていた。醜さの代名詞的存在であるグムーヴに美を学ぶ、というインパクトもあり「グムーヴに美を学ぶ」は流行し、広く用いられるようになって、定着した。


訳注

グムーヴ:「この世で最も醜悪な生物」「不快さを詰め込んで造るとこうなるという見本」「人類を罰するために神が放った生物」などと言われるほどに、人間にとっては気持ちの悪い外見に、悪臭や毒棘などを併せ持つ大型の虫。身にも毒があるため、食用にも出来ず、農作物も荒らすため、とにかく、厄介な生物として忌避されてきた。一般的に、「醜さ」「厄介者」の代名詞のような存在として認識されている。


参考文献

『ファッションはグムーヴに学べ』(メレナ・ルーナイ)

『不調和という調和 ─ メレナ・ルーナイのグムーヴ写真集』(メレナ・ルーナイ)

『生物種類別ことわざ辞典「グムーヴ」』(ディレル・アーティ)


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