レムンの耳を借りるれむんのみみをかりる

自分より優れた能力を持つ人には素直に従ったほうが良い結果になる、という教え。

元々は、「レムンの耳を借りてヴァルードから逃げる」だったのが省略されて「レムンの耳を借りる」になった。

ヴァルードは、大型の危険な肉食獣。人間の聴力では忍び寄るヴァルードに気付けないが、レムンならその優れた聴力で察知できるので、レムンが逃げたがるなら、理由がわからなくてもとりあえず素直に従っておいたほうが良い、ということから。


訳注

レムン:地球で言えば、犬、猫に相当するポジションの動物。非常に友好的で賢いため、家族として共に暮らす人が多い。レルンという陸上最大級の草食動物と極めて緊密な共生関係にあることでよく知られている。レムンがレルンの幼獣の世話をしてやったりする代わりに、レルンはレムンが捕食生物などに襲われると凶暴化して、徹底的に戦う。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「レムン」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「黙して名酒」(ロバキア)

対義:「レルンに見張りをさせる」(ザヴァール族)


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