本質を外していることのたとえ。
ボフリと言えば、巨大な牙が「本質」である。爪も鋭いことは鋭いが、称えるべきは牙であろう、の意から。
「間違っているわけではないのだが、褒めるのそこかい?」という、やや困惑するニュアンスで用いることが多い。
「ボフリの爪を称える人」と言えば、「残念な人」という意味になる。
訳注
ボフリ:大型の水棲生物。肉食性で、ソウコウリディンなどを捕食する。巨大な牙が特徴的。非常に気性が荒く、古から漁師やダイバーに恐れられており、「気性が激しい」「凶暴」「乱暴」の代名詞的存在となっている。良くも悪くも「(性格や信念などが)変わらない」ということのたとえとして用いられることが多い。
参考文献
『生物種類別ことわざ辞典「ボフリ」』(ディレル・アーティ)
類義・対義
類義:「ボフリの爪を恐れる」(ラディール)
類義:「角見てリナリー選ぶ」(ニール族)