どうしようもないほどに追い詰められてしまい、有り得ない行動をしてしまうこと。
気が狂った、の意で用いる地方もある。
グムーヴは、見た目は醜悪で、且つ、非常に悪臭を放ち、全身に毒棘をびっしりまとっている虫。いかなる工夫をしようが、食べるのはまず不可能に近い。餓死すれどもグムーヴ食えず、などという言葉があるほど。
パディアのことわざ。パディア大陸はグムーヴの宝庫とも言われる場所であるため、グムーヴに関する言葉が多い。
訳注
グムーヴ:「この世で最も醜悪な生物」「不快さを詰め込んで造るとこうなるという見本」「人類を罰するために神が放った生物」などと言われるほどに、人間にとっては気持ちの悪い外見に、悪臭や毒棘などを併せ持つ大型の虫。身にも毒があるため、食用にも出来ず、農作物も荒らすため、とにかく、厄介な生物として忌避されてきた。一般的に、「醜さ」「厄介者」の代名詞のような存在として認識されている。
参考文献
『生物種類別ことわざ辞典「グムーヴ」』(ディレル・アーティ)
類義・対義
類義:「激流に飛び込む」(レゴール)