宝剣を守って死ぬほうけんをまもってしぬ

手段と目的が逆転すること、優先順位を間違えること。

本来は「宝剣を守って死ぬ剣士」だったが、「剣士」が省略されるようになった。

ラヴェニール神話が由来。自分を守るために使うはずの剣を大事にするがあまり、咄嗟に迷いが出たことで死んでしまった剣士の物語から。

類義の「リーンに魅入られる」は悲惨さや狂気、「ミームを守る」はおかしさ、微笑ましさのニュアンスがあり、「宝剣を守って死ぬ」は、愚か者というニュアンスがある。ただし、ややこしいのだが、「美の文明」と呼ばれるラヴェニール文明時代には、「美の殉教者」として、称賛および同情のニュアンスが強く込められていた。この場合は、「リーンに魅入られる」とほぼ同義となる。ラヴェニール文明の後継文明であるルウェイン文明では、単純に愚か者、無能、の意として用いられるようになり、現代では文脈によって、使い分けるようになっている。


参考文献

『ラヴェニール文明 ことわざ辞典』(セレンディール言語大学 / 編)

『生物種類別ことわざ辞典「リーン」』(ディレル・アーティ)

『生物種類別ことわざ辞典「ミーム」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「リーンに魅入られる」(レゴール)

類義:「ミームを守る」(レゴール)

類義:「宝洞で埋もれ死ぬ」(パディア)

類義:「鏡を愛蔵する」(リューレル)

対義:「トゲを捨てる」(ティルトレーズ)


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