鳥避けに竜の顎を振るうとりよけにりゅうのあぎとをふるう

力があればいいというものではないという戒め。

この「鳥」というのは、「殺人鳥」「毒使い」など物騒な呼び名を持つ、毒草や毒のある実に刺して毒を付着させたトゲを「武器」として使い、攻撃してくる恐ろしい小鳥であるルグディールヨウサイチョウのこと。「竜の顎」は、ルグディール族の戦士が使う、トゲだらけの巨大な武器(大型の猛獣を威嚇することを目的としている)。

屈強なルグディール族の戦士が、強大な破壊力を持つ「竜の顎」を振るっても、小さくて素早く飛び回りながら攻撃してくるルグディールヨウサイチョウを追い払うのは難しいことから。


参考文献

『毒使いの達人 ─ ルグディールドクヨウサイチョウ』(ペザ・イークルン)

『「竜の顎」徹底解剖図鑑』(レヴァーク武器博物館)

『現代武器のデザイン』(サーディ・グレン)

『武器言辞典』(レヴァーク武器博物館 / 編)

『生物種類別ことわざ辞典「ヨウサイチョウ」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「小魚を銛で仕留める」(ニール族)

類義:「ボフリの牙ミーリィに届かず」(レスターン)


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