落石の弁明らくせきのべんめい

加害者のように思われていた人物が、実は被害者であるということ。また、互いに誠意を以て話し合えば良い結果を生む、という教え。

古くから温泉街として親しまれてきたテルンの「温泉街としての起源」として語られる昔話(同タイトル)が由来。テルンでは、学術調査など一部の例外を除き、登山を禁じている。


『落石の弁明』あらすじ

落石により、大怪我をしたり命を失ったりした旅人やその身内たちが怒って、その山(崖)を切り崩してしまえと叫んでいる時に、落石が泣きながら、自分は幸せに暮らしていたのに、突然、あんた達に無理矢理、家族から引き離されて高いところから叩き落とされ、大怪我をしたのに、その上、人殺しだの、自分の親(山)を殺せなどと言われる、と訴え、これを恥じた人々が謝罪し、今後は互いに仲良くやっていこうと和解を提案し、今後は遊びで山に登ったりしないこと、すでにある道以外を造ろうとしたり鉱物などを得るために山を傷つけたりしないことを約束した。このため、山は人々のために温泉をたっぷり出してくれるようになったという。


参考文献

『落石の弁明 ─ テルン誕生の物語』


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