宝洞に扉付けて盗人呼ぶほうどうにとびらつけてぬすっとよぶ

安全を確保しようとした行為が、逆に危険を呼び寄せてしまうこと。

パディアの民話が由来。きこりが洞窟の中に隠されていた宝物を見つけ、盗人を恐れて頑丈な扉をつけたが、そのせいでかえって目立ってしまい、盗人を引き寄せてしまった。

「宝洞に」を省略して「扉付けて盗人呼ぶ」で用いることが多い。


訳注

宝洞:宝を隠してある、または隠してあるとされる洞窟のこと。パディアは洞窟の大陸とも言われるほどに洞窟が多く、洞窟にまつわることわざや神話、民話などが多く、洞窟で人間の心理状態をたとえた言葉も多い。


参考文献

『世界洞窟言葉大辞典』(セレンディール洞窟博物館 / 編)

『洞話集』(セレンディール洞窟博物館 / 編)

『ことわざで学ぶ危機管理』(ヤラ・ネルーイ)


類義・対義

類義:「抱えた鞄は盗人を引き寄せる」(レスターン)

類義:「肉を抱いて寝る」(ラーグ族)


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