人の眉よりクルムの眉を珍重するひとのまゆよりくるむのまゆをちんちょうすう

本物(人の眉)より偽物(クルムの「眉」。おそらくマユゲタマクルムのこと)のほうを珍しがる。転じて、偽物のほうが注目を浴びる、の意。

人は人を感じさせるものに強い関心を抱くものである、の意で使われることもある。

マユゲタマクルムは、眉毛のような模様がちょうど眉毛のように見える位置にあることから、古代より特に人々に親しまれてきたタマクルム。


訳注

クルム:小型の水棲生物。尾びれの前にある大きなトゲ(クルムトゲ)が特徴。丸っこい体型につぶらな瞳、性質は穏やかで知性も高く、好奇心旺盛で人にもよく馴れる上に、種ごとに非常にバリエーション豊かな模様・色彩を持つため、古代から親しまれてきた。熱烈な愛好家が多く、「クルムの集い」なる世界的なクルム愛好組織があるほど。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「クルム」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「肖像画に感激して人物に関心持たず」(レゴール)


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