レムン殺して大国亡ぶれむんころしてたいこくほろぶ

小さなことが、巨大な失敗の原因となることのたとえ。

史実が由来。

「大国」とは、セレンディール文明以前のレゴールのことを指す。レルン狩り(レムンを「餌」として四肢を切断し、苦痛の悲鳴をあげさせて怒り狂ったレルンを呼び寄せる)を目撃したラヴェニールが激怒し、そのハンティングに参加していたレゴールやヴェリアートの貴族達を「同じ目に遭わせ」たことが発端となり、後にセレンディール大戦と呼ばれる歴史上最大の戦争が勃発した。結果、超大国レゴールは敗北を喫し、人類史上、初の世界統一を成したセレンディール文明に飲み込まれ、事実上、独立大国としてのレゴールは亡びた。レムンという小さな動物を殺したことが、大国レゴールを亡ぼした。

セレンディール文明誕生を由来とする言葉として、幼い子供でも知っている言葉。


訳注

レルン:陸上最大級の草食性動物。良質の毛が採れるため、古代から飼育されてきた。レルンとレムンは、極めて緊密な共生関係にあることでよく知られている。レムンがレルンの幼獣の世話をしてやったりする代わりに、レムンがヴァルードなどの天敵に襲われると徹底的に戦うため、この関係に関連した神話や民話、ことわざなどが多い。信頼関係を築けば人間もレムンと同様に守ってくれるため、「守護者」とも呼ばれる。

レムン:地球で言えば、犬、猫に相当するポジションの動物。非常に友好的で賢いため、家族として共に暮らす人が多い。レルンという陸上最大級の草食動物と極めて緊密な共生関係にあることでよく知られている。レムンがレルンの幼獣の世話をしてやったりする代わりに、レルンはレムンが捕食生物などに襲われると凶暴化して、徹底的に戦う。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「レムン」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「レムールの子を捕獲して根絶やしにされる」(ジェルネール族)


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