ムーフィの夢むーふぃのゆめ

食べて寝ていられれば良い、の意。無欲であること。

否定的な意味では用いない。軽口を叩きながら、ムーフィみたいにのんびり生きたいよなぁ、とか、皆がムーフィみたいなら、世界は平和になるのにね、というような使い方をする。

テルンでよく用いられる。また、テルンの様々な場所で、柱や壁に、この言葉とそれに合わせた絵が描いてある。


訳注

ムーフィ:小型の草食動物。全身がフカフカの毛に覆われていることから、ケダマとも呼ばれる。攻撃性皆無と言っていいほどに、大人しい性質。捕食動物に捕まって飲み込まれそうになると、尾を瞬時に数倍の大きさに膨らませ、喉に詰まらせてたまらず吐き出させる、というユニーク且つ平和的な防御手段を持っていることから、この生態に関連した諺や格言が多い。毛の有用性などについて称えられる一方、(飼育下では特に)ほとんど何も気にしないような振る舞いに見えるため、良くも悪くも物事に無頓着であることの表現としてよくことわざや民話などで登場する。

テルン:古くから観光地として愛されてきた、山中にある温泉街。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ムーフィ」』(ディレル・アーティ)

『テルンの知恵』(ゼーディ・ネルティ)


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