ムーフィで暖をとるむーふぃでだんをとる

他者の能力を上手く活かすこと。

ムーフィ毛は、極めて強い防虫・抗菌作用があるため、野外作業用の道具や、アウトドア用衣類、用具などに重宝されているのだが、面白いことに、レムンやミレムなどもこの効果はよく知っているようで、特に子育て期などは、ムーフィを連れてきて、餌も運んでやって自分の巣穴に住まわせたりする。ムーフィは攻撃性皆無で、しかもモフモフで暖かく、虫や菌を寄せ付けないので、生まれたばかりの幼獣を保護するのに、これ以上ないほど最高の「巣材」(?)になる。


訳注

ムーフィ:小型の草食動物。全身がフカフカの毛に覆われていることから、ケダマとも呼ばれる。攻撃性皆無と言っていいほどに、大人しい性質。捕食動物に捕まって飲み込まれそうになると、尾を瞬時に数倍の大きさに膨らませ、喉に詰まらせてたまらず吐き出させる、というユニーク且つ平和的な防御手段を持っていることから、この生態に関連した諺や格言が多い。毛の有用性などについて称えられる一方、(飼育下では特に)ほとんど何も気にしないような振る舞いに見えるため、良くも悪くも物事に無頓着であることの表現としてよくことわざや民話などで登場する。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ムーフィ」』(ディレル・アーティ)

『便利すぎるムーフィ毛』(マイカ・メナナ織物工芸博物館 / 編)


Facebooktwitterlinkedininstagramflickrfoursquaremail
同じタグの他のことわざ