ミレムの競争みれむのきょうそう

周りから見れば滑稽な争いに見えても、当事者達は真剣なことのたとえ。

ミレムの雄は、群れのボスを決める戦いを、直立しての走りで競争にて行う。これを「ミレム走り」というのだが、とにかく、人間から見れば可愛らしい。丸っこいモフモフの身体で、短い手足を一生懸命バタバタと振り回しながら走る姿を見ては、悶絶するしかない愛くるしさ。しかし、当のミレム達は真剣であることから。


訳注

ミレム:地球で言えば、小型の類人猿に当たる生物。知能は非常に高く、人にもよくなつくことから、古代より愛玩動物として飼育されてきた。ミレムの雄は、群れのボスを決める戦いを、直立しての走行による競争にて行う。これを「ミレム走り」と呼ぶが、この走る様子が人間を連想させることもあって非常に可愛らしく、古くから民話やことわざ、絵や歌など、様々な表現形式で親しまれてきた。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ミレム」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「クルムのトゲ比べ」(リューレル諸島)


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