ボフリに家柄語るぼふりにいえがらかたる

社会的地位が通用しないこと。

ボフリ相手に、家柄や経済力など、何の役にも立たない、の意から。

ジャーナリスト達の間で頻繁に使われる「ジャーナリストたるもの、ボフリたるべし」という言葉があるが、これは「ボフリに家柄語る」を下敷きにした言葉である。ジャーナリストたるもの、相手の社会的地位に忖度などしてはならない、ということ。同様に、記事のあるべき姿として、「文体はレムン、内容はボフリ」という言葉もある。


訳注

ボフリ:大型の水棲生物。肉食性で、ソウコウリディンなどを捕食する。巨大な牙が特徴的。非常に気性が荒く、古から漁師やダイバーに恐れられており、「気性が激しい」「凶暴」「乱暴」の代名詞的存在となっている。良くも悪くも「(性格や信念などが)変わらない」ということのたとえとして用いられることが多い。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ボフリ」』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「ミーリィ貴賎を区別せず」(ヴェリアート)


Facebooktwitterlinkedininstagramflickrfoursquaremail
同じタグの他のことわざ