ボフリにならない子ボフリはいないぼふりにならないこぼふりはいない

子は親に似る、の意。

子ボフリのうちはどれほどコロコロしていて愛らしくても、いずれは凶暴で危険極まりないボフリになる。かつては、いい意味としての用い方は全く無く、ロクデナシを見て毒づく、というような場合に使うことが多かった。

ただし、セレンディール文明誕生後は、人間以外の生物に対しての保護、教育、研究などが一気に進むようになったことで、徐々に否定的な意味は薄れ、「子は親に似る」という意味でのみ使われるようになってきている。


訳注

ボフリ:大型の水棲生物。肉食性で、ソウコウリディンなどを捕食する。巨大な牙が特徴的。非常に気性が荒く、古から漁師やダイバーに恐れられており、「気性が激しい」「凶暴」「乱暴」の代名詞的存在となっている。良くも悪くも「(性格や信念などが)変わらない」ということのたとえとして用いられることが多い。


参考文献

『生物種類別ことわざ辞典「ボフリ」』(ディレル・アーティ)

『ジーヴァルみたいな奴 ─ 生物観の変遷と言葉の関係』(ディレル・アーティ)


類義・対義

類義:「ボフリの子はモーノンにならぬ」(レクール族)

対義:「モーノンがボフリを生む」(ラディール)


Facebooktwitterlinkedininstagramflickrfoursquaremail
同じタグの他のことわざ